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英語で意見を交わす生徒。英語は世界で活躍するための“道具”だ=神戸市中央区野崎通1、葺合高校(撮影・辰巳直之)
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英語で意見を交わす生徒。英語は世界で活躍するための“道具”だ=神戸市中央区野崎通1、葺合高校(撮影・辰巳直之)

 ペアになった生徒が身ぶり手ぶりを交え、英語で意見を出し合う。神戸市中央区にある市立葺合高校。国際科1年の「総合英語」の授業では6月末、貧困の解消や乳幼児の死亡率低下を目指す「国連ミレニアム開発目標」がテーマに挙がった。

 授業は、英語教員とオーストラリア人のALT(外国語指導助手)が担当。もちろんすべて英語で進める。

 同校は14年度、文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定された。全国の国公私立56校、県内では同校を含め3校が選ばれた。ビジネスや社会課題の解決に向け、世界で活躍できる人材育成を目指し、期間は5年。指定校には初年度で1600万円まで補助され、生徒の海外研修費などに充てられる。

 「英語はあくまで手段」と国際科長の茶本卓子(たかこ)教諭。「共生」を学習テーマに掲げ「現代社会」「国語総合」の授業でも世界の諸問題に目を向けさせる。

 杉本愛絵(まなえ)さん(15)は「環境や子どもを取り巻く問題など、世界の幅広い課題が学べる」と、三木市から1時間半かけて通学。高見キャンディスさん(15)は「英語も文法を中心に習う中学とは全く違う。将来は子どもを助ける仕事がしたい」と夢を膨らませる。

 全県学区の国際科。SGHの指定は大きなPR材料だが、学校側には別の期待もある。西尾勝校長は「国際問題を考える講演会など普通科の生徒も一緒に学ぶ機会は多い」。学区再編の対象になる普通科への波及効果もアピールする。

 一方、神戸新聞社が実施したアンケートでは、理数教育に力を入れるスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を強調する学校も目立った。

 県内のSSHは公立、私立で計9校ある。神戸高校(神戸市灘区)は02年度の制度スタート時から指定され、科学技術人材育成重点枠にも採択。県内全域から受験できる総合理学科は最難関とされる。

 同校の佐野正明教頭は「学力レベルの高い生徒が集まり、普通科も含めて切磋琢磨(せっさたくま)できる環境がある」と、SSH効果を強調する。

(紺野大樹)

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