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佐用高校で4月から導入された制服を着る1年生(左)と従来の制服を着る3年生=兵庫県佐用町佐用(撮影・大山伸一郎)
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佐用高校で4月から導入された制服を着る1年生(左)と従来の制服を着る3年生=兵庫県佐用町佐用(撮影・大山伸一郎)

 来春、兵庫県内公立高校の学区数が16から5に再編される。受験生にとっては学校の選択肢が増える一方、山間部など交通の便が悪い地域では、受験生が減少しないかとの危機感を多くの高校が抱いている。各校は中学生や保護者にアピールする取り組みに知恵を絞り、都市部からの入学者確保も目指している。(小尾絵生、上杉順子)

 佐用町の佐用高校では、今年4月入学の1年生から制服を刷新した。旧制服は導入から10年以上がたち、「価格が高い」との不満もあることから、学区再編をにらみ、生徒に親しんでもらえるデザインを模索した。

 校内でアンケートを実施したほか、オープンハイスクールに訪れた中学生に投票してもらうなど「生徒受け」を強く意識する。価格も数千円値下げした。「新制服は生徒や地域住民からも好評」と野谷るり子教頭は自信を見せる。

 地域を挙げて地元の公立高校を支える動きもある。加西市の北条高校は市内唯一の普通科高校。2015年度から地元商工会議所などが費用の一部を負担し、放課後に予備校や塾の講師による英語や数学の講座を始める。

 一方、篠山市の篠山鳳鳴高校は、再編で同一学区となる伊丹や尼崎市などからも受験生を呼び込もうと、合格後の住居提供をうたっている。

 価格や場所などは未定だが、古民家再生などを手がける一般社団法人ノオト(篠山市)と協力し、合格者の住居相談に応じるという。奥田格教頭は「篠山に縁のない人も安心して受験してほしい。将来的には若者の定住に結びつけば最高ですが」と話す。

 淡路島の3市は神戸や芦屋市と学区が統合される。島内の県立高校5校は今年5月、神戸市垂水区で合同説明会を開き、島外の中学生に特色を訴えた。

 淡路高校(淡路市)は、神戸など島外の中学校を積極的に訪問。津名高校(同)も、神戸で開かれた推薦入学説明会に初めて参加した。洲本高校(洲本市)はOBの漫画家にパンフレットを制作してもらい「文武両道」の伝統をPR。いずれも島内外を問わず受験生の確保に力を入れる。

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