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 兵庫県内公立高校の2015年度一般入試の出願が25日、締め切られた。半世紀ぶりに学区が大幅に変更され、新学区が初めて適用される入試。前年度と比べて大きく志願者が増減した高校の中には、学区の再編が影響したとみられるケースも少なくない。

 神戸市中央区の市立葺合高校は、400人が第1志願で出願。前年度より81人増え、倍率は第1学区の普通科(単位制を除く)で最高の1・43倍となった。

 同校は一般入試に先駆け、県内全域から受験できる国際科の推薦入試を実施。不合格となった生徒が、一般入試に挑戦することもできる。校長は「学区が広がり、再チャレンジできる生徒が増えた影響は大きい」とみる。

 神戸新聞社が昨年5~6月、県内の全公立高校などに行ったアンケートでは、学区再編の対象になる高校の65%が、受験生の集まり方の“格差”が拡大するとみていた。

 五つの旧学区が統合された第2学区。志願変更前の段階だが、旧西宮、伊丹学区で第1志願の平均倍率が前年度より上昇する一方、旧尼崎、丹有、宝塚は低下した。特に旧宝塚学区は平均倍率が0・16ポイントの大幅ダウンとなり、第1志願者は150人以上減った。

 「旧学区内の4校はいずれも駅から遠く、高台にある。交通の便の良い学区外の高校への流出も想定はしていた」と宝塚市内の高校関係者。「流出に歯止めをかける努力が、さらに必要になる」と力を込めた。

 「トップ校」とされる難関高でも明暗が分かれ、第1、第4学区では定員割れになるケースも。学区再編後の初年度とあって、出願が慎重になったことがうかがえる。

 一方、姫路地域などへの受験生流出もささやかれた旧西播学区は、ふたを開けてみると平均倍率が前年度比0・05ポイントアップ。ある高校の管理職は「不安は大きかったが、積極的なPRで旧学区外から志願者を取り込めた」と安堵(あんど)しつつ、「学区が広がった分、一気に志願者が減ることもある。来年も気が抜けない」と話した。

(武藤邦生、紺野大樹)

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