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 兵庫県教育委員会が来年度の公立高校入試から、日本語能力が十分ではない外国人生徒を対象に、特別枠の選抜を導入する方針を固めたことが30日、分かった。推薦や一般入試とは別に募集し、専用の試験問題を用意。これまで“言葉の壁”に阻まれ全日制高校に進むのが困難だった外国人生徒の進路を広げる大きな一歩となる。

 文部科学省の2014年度調査によると、兵庫県内には中国語やベトナム語などを母語とし、日本語指導が必要な外国人児童・生徒が802人おり、全国で12番目に多い。

 外国人生徒の公立高校入試をめぐっては、内容は異なるものの12都道府県が何らかの特別枠選抜を導入。兵庫は試験問題の読み仮名打ちや時間延長の措置をとっているが、問題内容や選抜方法は日本人受験生と同じで、外国人生徒を支援する団体などが特別枠の導入を求めていた。

 県教委は来年度から3年間、神戸、芦屋、姫路市の県立高校各1校を特別枠選抜のモデル校に指定。従来の入試とは別枠で、各校3人ずつ計9人を募集する。来日3年以内で、県内に居住する外国籍の生徒が対象となる。

 試験は国語、数学、英語の3教科と面接で2月に実施。入学後は日本語習得を支援するための教科を設置したり、通常の授業についていけない場合は別室の授業で対応したりする。支援団体などと連携し、母語による学習支援や、保護者への文書の翻訳も行う予定。

 県教委高校教育課は「日本語能力が十分なら全日制高校に進める生徒もおり、進学を後押ししたい」とする。今後、さらに特別枠を広げるかどうかは、モデル校の状況を見た上で判断するという。(上田勇紀)

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