三木

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防寒用シートを体に巻き、非常食のアルファ化米を試食する生徒=吉川中
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防寒用シートを体に巻き、非常食のアルファ化米を試食する生徒=吉川中
災害対応の知識や備えの大切さを説く常見充孝教諭(左から2人目)と吉岡秀晃教諭(左端)=自由が丘中
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災害対応の知識や備えの大切さを説く常見充孝教諭(左から2人目)と吉岡秀晃教諭(左端)=自由が丘中

 阪神・淡路大震災から23年。兵庫県三木市内の中学生らが防災訓練や学習などに取り組んだ。17日、吉川中(同市吉川町大沢)では住民らと連携して地域防災訓練を実施し、自由が丘中(同市志染町吉田)では県教育委員会の震災・学校支援チーム「EARTH(アース)」隊員の講演を聴いた。災害時に何ができるのか-。「戦力」として期待される生徒たちは決意を新たにした。(大島光貴・井川朋宏)

   ◇   ◇

 吉川中の訓練は、山崎断層帯を震源とする震度6弱の地震が発生したと想定。全校生約160人が学年や男女で役割を決めて取り組み、吉川町まちづくり協議会(まち協)や市社会福祉協議会、大沢地区住民ら約30人も参加した。

 3年男子は毛布で作った担架などを使い、負傷者役の1年生4人を保健室に搬送。体育館での避難所開設訓練では2年男子が通路に見立てたシートを敷き、新聞を折って即席スリッパを作った。3年女子は受付を担い、避難してきた1年生や住民らを誘導した。

 避難所生活の体験では、まち協が提供した銀色の防寒用シートを体に巻いた生徒たちが「温かい」と声を上げた。2年女子がアルファ化米を調理した山菜おこわやキノコご飯なども味わった。

 「アース」で活動する自由が丘東小学校の事務職員金井暢晃さんも講演。生徒会長の2年高橋健太さん(13)は「大地震を経験したことがないので貴重な経験ができた。地震が起きた時は冷静に対応し、自分たちの役割を果たしたい」と意気込んだ。

   ◇   ◇

 自由が丘中では「アース」メンバーの常見充孝教諭(48)=中町中(多可町)=と吉岡秀晃教諭(48)=小野南中(小野市)=が講演。生徒約330人が、自らの命を守る方法や助け合いの精神を学んだ。

 常見教諭は「災害が怖いのはどうなるか分からないから。安心して過ごすため、事前に対処法をしっかり考えて」と強調。防災クイズを出題し、地震直後はまだ水が出るのでためておく▽トイレで地震が起きたらドアにスリッパなどを挟み、逃げ場を確保▽ガス漏れしたら換気扇を回さず窓を開ける-などと紹介した。

 吉岡教諭は東日本大震災が発生した2011年の夏、宮城県南三陸町の志津川中で行った生徒の学習支援を回顧。「家族や友人を亡くした子が元気を取り戻そうと学ぶ姿に強さを感じた。君たちの心の中にもあるはず。日頃から人とのつながりを大切にすれば自分も守られる」と話し、復興への協力を呼び掛けた。

 生徒会長の2年林剛玄さん(14)は「学んだことを家族に伝え、災害時は勇気を持って行動したい」と話した。

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