三木

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氏子らに向けて農耕具のひな形を放る松下朋央禰宜=御坂神社
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氏子らに向けて農耕具のひな形を放る松下朋央禰宜=御坂神社

 兵庫県三木市志染町御坂の御坂神社とその周辺で12日、五穀豊穣を願う「御田祭」があった。氏子10地区の各区長らが参列し、田んぼ脇で神職が放った農耕具のひな形を受け取る伝統儀式が行われた。

 本殿では氏子の農家から集めた洗米、大豆、クヌギの枝が供えられ、松下睦紀宮司が中心となって神事が進められた。その後、境内から北東の岩守社に移り、付近の田んぼで清めの儀式をした。

 続いて松下朋央禰宜が掛け声とともに、木製の鋤、鍬といった農耕具や米俵のひな形を一つずつ後ろ方向へ放り投げた。それらのひな形を手にすると豊作になるとされ、待ち構えた区長らが相次いで受け取った。おはらいを受けた米と大豆は、各農家の田んぼにまいたり、半紙に包んでクヌギにくくったりするという。

 米俵のひな形を持ち帰った吉田地区区長の会社員小西敏彦さん(62)は「大変なお土産をいただいた気持ち。地域の農家が豊作で潤い、縁起のいい年になれば」とほほ笑んだ。(井川朋宏)

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