三木

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会社を創業し、非常食セットをアピールする黒田高広さん(左)と高瀬裕章さん=三木市加佐
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会社を創業し、非常食セットをアピールする黒田高広さん(左)と高瀬裕章さん=三木市加佐
地域の交流行事で非常食を試食する高齢女性ら=志染町公民館
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地域の交流行事で非常食を試食する高齢女性ら=志染町公民館

 多発する災害に備え、兵庫県三木市の防災士黒田高広さん(61)が昨秋、食物アレルギーに対応した非常食の販売会社「高防」を創業した。「神戸医師協同組合」職員として約30年勤めた間に阪神・淡路大震災に遭遇。県内の病院に非常食の備蓄を普及させる活動に駆け回った。同社では主に自治会向けの導入を目指す。(井川朋宏)

 三木市出身の黒田さんは小野工業高校を卒業後、繊維会社などを経て同組合へ。明石市の明石事業所で、主に入院患者向け機能性食品の納品や管理を担った。

 転機は阪神・淡路大震災。発生後は午前中から翌未明まで、トラックで神戸市内の病院20カ所以上に食品を届けた。現場で実感したのは食品不足。数日間は市販の缶詰などを併せて配達した。以後、県内の公私立病院で非常食の備蓄を働き掛け徐々に広めた。

 50代から開業を検討し、退職後の昨年11月、自身の名前と防災を掛け合わせた屋号で新会社のスタートを切った。黒田さんのおいで防災士の高瀬裕章さん(29)=同県市川町=を社員に迎えた。食物アレルギー対応の食品で栄養バランスを考え、知識と経験からえりすぐりの品を集めた。既に県内市町の多くの防災担当課に導入をアピール。志染町公民館(三木市志染町井上)であった今月18日の集いでは、防災講座に合わせて非常食を展示し、住民に試食してもらった。

 5年を掛けて徐々に備蓄を進めたり、三木市の補助金(経費の3分の2、上限10万円)を活用したりと負担軽減策を提案する。黒田さんは「災害時に誰もが口にできる食は大事。命を守る準備をして」と話す。

 保存は5年間。カレーライスやおにぎり、野菜ジュース、水のほかシートや簡易トイレ、笛・ライトなどのセットで3400円など。内容は変更可能。高防TEL0794・82・3984

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