三木

  • 印刷
魂を込めて多喜二の母の半生を語った河東けいさん=三木市志染町井上
拡大
魂を込めて多喜二の母の半生を語った河東けいさん=三木市志染町井上

 神戸市東灘区の女優河東けいさん(93)のひとり語り「母~多喜二の母~」が26日、兵庫県三木市志染町井上の「オシャベリルーム里の家」で開かれた。河東さんは「蟹工船」などプロレタリア文学で知られ、戦前に言論弾圧を受けて亡くなった作家小林多喜二の母を演じ、情感を込めて朗読。訪れた約60人が、物語の世界に引き込まれた。

 河東さんは、三浦綾子さんの小説「母」を原作に、1993年から一人芝居を続け、2015年からはひとり語りを各地で上演してきた。

 命を主題に上映会を企画する市民グループ「いのちを考えるみき市民の会」が主催。自宅の一部を会場とした代表の赤松彰子さん(79)が反戦の思いを広めようと招いた。

 ひとり語りでは、多喜二を温かく見守る母セキが、秋田弁で自身の半生を振り返る。終盤、拷問に遭い傷ついた多喜二の遺体と面会し、「ほれ! 多喜二! もう一度立ってみせねか!」と叫んで訴える場面があり、涙を拭う人もいた。

 三木市の貿易業の男性(76)は「人を大事にする母親が、自らの考えを貫いた多喜二を育んだと感じた」と話していた。(井川朋宏)

三木の最新
もっと見る

天気(9月23日)

  • 29℃
  • ---℃
  • 50%

  • 31℃
  • ---℃
  • 50%

  • 32℃
  • ---℃
  • 30%

  • 32℃
  • ---℃
  • 30%

お知らせ