兵庫県三木市別所町、正法寺山頂の展望広場から望む加古川が、夕日を浴びて黄金色に染まる。日の入りの方角と川の向きが重なる期間だけ見られる絶景で、多くの愛好家がカメラを向ける。11月上旬までこの光景を楽しむことができる。
展望広場は標高152メートルの山頂に同市が整備し、2017年に一般開放された。展望台からは、市街地や加古川流域が一望できる。
加古川に夕日が照り返すのは、秋のこの時期と2月上旬ごろに限られる。JR加古川線の鉄橋とも重なり、夕日を背に走る電車が旅情を誘う。雲の切れ間から一帯が照らしだされると、シャッターを切る音がしきりに響いた。(大橋凜太郎)
