三木

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三木市指定文化財となった墓碑「東播八郡總兵別所府君墓表」。右奥は別所長治の石像=法界寺
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三木市指定文化財となった墓碑「東播八郡總兵別所府君墓表」。右奥は別所長治の石像=法界寺

 兵庫県三木市は、法界寺(同市別所町東這田)の墓碑「東播八郡總兵別所府君墓表」1基を市指定文化財に決めた。三木城主別所長治の遺徳をたたえ、江戸時代前期の1678年に村民らが建立。指定は9年ぶりで18件目となる。うち3件は国または県指定に格上げされている。

 指定は11月20日付で、墓碑は幅76センチ、奥行き31センチ、高さ152センチ。名称の東播八郡は三木を含め、別所氏が戦国時代に守護代を務めた範囲で、總兵は指揮官、府君は敬称を示す。1580年に三木合戦で城兵や領民を守って自刃した別所長治の百回忌に向けて、旧美嚢郡で12村の代表と同寺の住職が建立したという。

 碑文の作者は儒学者木下順庵の弟子、柳川順剛とされる。碑文では長治が「願わくはわが兄弟自殺し、もって衆人の命を救うべし」と語り、弟・友之が「君の言は是なり」と答える場面が刻まれる。最期を知った敵軍の羽柴秀吉が「義を守り、身を殺して衆に代わるは、いにしえの英烈(英雄)」と評する内容もある。

 同市文化財保護審議会委員で司法書士の依藤保さん(70)=加東市=は「一流の学者によって墓碑に記されることで、村民の意思は現在にまで伝えられた。別所氏の業績もつづられ、播磨の歴史研究にとって非常に貴重な史料」と話している。(井川朋宏)

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