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デビュー作「そして、ユリコは一人になった」をアピールする貴戸湊太さん=三木市役所
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デビュー作「そして、ユリコは一人になった」をアピールする貴戸湊太さん=三木市役所

 小説家貴戸湊太さん(30)=兵庫県三木市=のデビュー作「そして、ユリコは一人になった」が、宝島社から刊行された。6日午前0時26分からは、女優・玉城ティナさん主演の連続ドラマも放映が始まる。貴戸さんは「原作を片手に、違いを探しながら楽しんで」とアピールしている。(大橋凜太郎)

 貴戸さんは三木高校出身で、神戸大文学部卒。塾講師のアルバイトをしながら小説を書き、昨年10月には第18回「このミステリーがすごい!」大賞のU-NEXT・カンテレ賞を受けた。三木ゆかりの芸術家を支援する団体「若手アーティスト応援団」の推薦対象にも選ばれている。

 デビュー作のタイトルは、ミステリーを好む原点となったアガサ・クリスティの作品「そして、誰もいなくなった」への敬意を込めて付けた。神戸市の名門高校を舞台とする学園ミステリーで、「ユリコ」という名前の生徒が特権的な身分を持つ「ユリコ様伝説」を巡って死者が相次ぐ。

 「シンプルに面白く、何回も読みたくなるものを追求した」と貴戸さん。書籍化した際は「このミス-」に応募した内容から大幅に加筆修正。分かりやすい表現を心掛けた。

 2月上旬にはドラマの撮影現場も見学し、セットの作り込みや俳優陣の気迫に圧倒された。ドラマオリジナルのキャラクターも登場するが「原作の雰囲気を保ったまま良いバランスになった。登場人物はまさにイメージそのまま」と喜ぶ。

 書籍化とドラマ化を果たしてもなお、目標とする専業作家への道は遠いという。「コンスタントに名作を書かないと。2作目は1作目以上に大切」と次作への熱意をにじませる。

 作品に現実味と説得力を持たせるため、資料収集や取材を本格的に始めた。地元の応援にも背中を押され、「デビュー作よりもう一段上を目指す。さらに読者を満足させたい」と意気込んでいる。文庫版、336ページ。770円。

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