三木

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作・吉田士郎
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作・吉田士郎

 原子力発電所の元技術者で、64歳から独学で木版画を制作する吉田士郎さん(78)=兵庫県小野市=の作品を紹介します。

 待っても、待っても電車が来ない…。しびれを切らし始めた頃、レールのゆがみを整える保線技術者のグループが現れ、工事を始めた。

 「これはおもしろい」と急きょ、狙い目を変えた。私も昔は原子力発電所の技術者だったから、親しみが湧いた。青い服を着た9人は、電車が通る合間に忙しそうに作業に励んでいたよ。

 葉多駅はこぢんまりとした簡素な駅。木でできた電柱も特徴的だ。手前の畑ではキンセンカが黄色の鮮やかな花を咲かせていた。心が落ち着く風景だ。

 そんな駅で、最初は電車を待っていたけれど、主役は人に変わった。狙い通りにいかないことも、人生にはよくあること。それを楽しまなきゃ。(聞き手・笠原次郎)

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