三木

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3月中に取り壊しが完了する旧三木市役所上の丸庁舎=2020年2月、三木市上の丸町
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3月中に取り壊しが完了する旧三木市役所上の丸庁舎=2020年2月、三木市上の丸町

 国史跡となっている三木城跡(兵庫県三木市)とその周辺で、遺構の保存と活用に向けた整備が進められている。3月中には旧三木市役所上の丸庁舎の取り壊しが終わり、2022年度以降に発掘調査が始まる予定。市教育委員会は発掘した遺構を生かしつつ、市民が憩える場づくりを目指す。(大橋凜太郎)

 三木城跡とその周辺は、城主別所長治と織田軍が争った三木合戦にまつわる遺跡群で、13年に国史跡に指定された。整備事業は国と県の補助金を受け13、14年度に地元区長協議会や学識経験者らでつくる委員会が話し合い、保存と管理の基本方針を決めた。

 方針を記した計画書では保全の考え方を整理。史跡の価値を明確にするため、遺構そのもの▽史跡の保存と活用に有効な要素があるもの▽周辺地形や山、寺社-に分類。これに当たらない旧上の丸庁舎や堀光美術館別館は撤去することになった。

 旧上の丸庁舎は1942年、堀光美術館別館は32年に三木高等女学校の校舎として建てられたが、老朽化し、瓦が飛んで屋根が落ちるなど危険な状態にあった。建物は記録写真や歴史を冊子にまとめ、調度品はみき歴史資料館などに保管。高校の同窓会や学校関係者らの了承を得て、年明けに撤去を始めた。

 21年度以降には堀光美術館別館も撤去。20年度に閉園が予定されている上の丸保育所も順次取り壊す。ほかにも、遺構を傷つけたり、眺望を妨げたりする樹木は伐採する。

 今後、三木城跡では、発掘で見つかった遺構を見せながら、解説板で調査の結果を紹介する方針。建物の復元は難しいが、拡張現実(AR)を活用し、スマートフォンをかざせば立体的な映像が見えるようにする構想も。市教育委員会の担当者は「本来の三木城の姿が分かるように整備したい」と話している。

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