三木

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木に巻き付けられた粘着シート=三木山森林公園
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木に巻き付けられた粘着シート=三木山森林公園

 昆虫が病原菌を媒介して広葉樹が枯れる「ナラ枯れ」が、三木山森林公園(兵庫県三木市福井)で発生している。原因の「カシノナガキクイムシ(カシナガ)」が確認されたのは、1993年の開園以来初めて。枯れた木の枝落ちなどで、来園者がけがをする事態も想定し、同公園は被害の拡大防止と安全対策を講じている。(大橋凜太郎)

 同公園には約80万平方メートルの広大な敷地に、コナラやアベマキといったナラ類が数多く茂る。木々はこれまで高齢化によって枯れることはあったが、カシナガによるナラ枯れ被害が確認されたことはなかった。

 「カシナガがいるのではないか」。異変に気付いたのは、同公園で活動するボランティアだった。昨夏に報告を受けた同公園管理事務所の職員が巡視を続けると、秋にかけて次々に被害木を発見。完全に枯れた木を11本、枯れてはいないものの、カシナガが入ったとみられる木を約30本確認した。

 カシナガは幹の中で繁殖し、成虫に育つと付近の木に移る。木から出てくるのは6月上旬とあり、5月中に対策を講じた。約30本についてはそれぞれ粘着シートを巻いて捕らえ、枯れた木は根元から切り倒した上、薬品をかけて浸透させる方法で死滅させた。

 粘着シートは効力がなくなった後にはがし、実際に虫が付いているかどうかを確認する。秋以降も新しい被害木がないかを調査し、その都度、適切な対策方法を検討するという。

 同公園管理事務所の技師、西垣善隆さん(35)は「一番は、来園者の安全を確保すること。被害が落ち着くまで、対策し続けないといけない」と話していた。

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