三木

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口吉川地域の歴史を紹介する冊子=みき歴史資料館
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口吉川地域の歴史を紹介する冊子=みき歴史資料館

 兵庫県三木市は、地域の歴史をひもとく新市史地域編の第1弾として、「口吉川の歴史」を完成させ、7月から販売を始めた。市史編さん事業を進めるのは半世紀ぶりで、地域編は市民が主体となって調査、研究、執筆する。人々の暮らしぶりを伝えることに重点を置き、産業史や地域の伝説に迫るコラムも収録している。

 事業は、市が神戸大学と連携し、2014年度から取り組む。学識経験者が歴史を体系的にまとめる「通史編」全8巻と地域編全10巻を発刊予定で、今回が初の刊行物となった。

 口吉川地域では、発行に向けて17年に部会を設立。メンバーが神社仏閣や旧跡を巡ったほか、史料を集め、聞き取り調査をして地元の歴史をひもといた。19年冬には、調査の成果を基にした企画展がみき歴史資料館(三木市上の丸町)で開かれた。

 冊子では、地形や土地利用の変遷などに触れ、地区ごとに位置関係や伝承をまとめた。例えば、蓮花寺地区では、弁慶がやりで突いて穴をあけた「べんけい岩」があったという伝承を記している。歴史は弥生時代ごろから現代までを追い、絵図や古文書も示した。

 稲作行事をまとめたページや、子ども遊びの移り変わりに関する記述も。住民らによるコラムでは、青年団活動の思い出を振り返る人もいた。

 市史編さん室の五百蔵勲室長(59)は「地域の歴史を知ることが、これからの時代を生きる糧になる」と話していた。B5判461ページ、3千円。みき歴史資料館や市総務課、口吉川町公民館、市観光協会で販売している。同室TEL0794・83・1120

(大橋凜太郎)

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