三木

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病院敷地内の花壇で見頃を迎えたヒマワリ=吉川病院
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病院敷地内の花壇で見頃を迎えたヒマワリ=吉川病院
外来患者らに配布した種とリーフレット=吉川病院
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外来患者らに配布した種とリーフレット=吉川病院

 コロナ禍で疲れた心を癒やそうと植えられたヒマワリが、兵庫県三木市吉川町稲田の吉川病院で見頃を迎えた。芝生広場に広がる約12平方メートルの花壇に180株が咲きそろい、職員と入院患者らが「希望の花」と呼んで、観賞を楽しんでいる。(大橋凜太郎)

 同病院は同市の農家・長谷川いづみさん(61)の協力を得て、植物を育てる「園芸療法」を実施。今年もじゃがいもの収穫などを予定していたが、新型コロナウイルス感染症の拡大で、一時は面会や高齢者向けの通所サービスさえも休止になった。

 人間関係にも影響が及ぶ様子を目の当たりにした長谷川さんが「みんなをつなぐきっかけに」と、ヒマワリの種の配布や植栽を4月末に発案。小ぶりで開花期間が長い「スマイルラッシュ」という品種を選び、約4千粒を同病院に託した。

 病院では職員が手作業で3粒ごとに袋分けし、リーフレットを添えて外来患者や入院患者家族に配った。長谷川さんは、知的障害者らを支援するNPO法人「ひやしんす」のメンバーの手を借り、ハウスで生育。6月下旬には、病院の花壇やプランターに約300株を移植した。

 職員は、持ち帰った種の成長過程を知らせる「ひまわりプロジェクト通信」を発行し、患者家族からも順調に育っているという報告が寄せられた。ビデオ通話での面会でもヒマワリが共通の話題になるなど、関わった約1300人が開花を心待ちにしていたという。

 同病院地域医療連携室の原田るみ部長(60)は「新型コロナは人のつながりも分断するものだが、ヒマワリが病院と地域の人たちの心をつないでくれた」と顔をほころばせていた。

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