三木

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本堂では読経が行われた=本要寺
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本堂では読経が行われた=本要寺
史料の虫干しもあった=本要寺
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史料の虫干しもあった=本要寺

 江戸時代に三木の税免除の特権を守った2人をたたえる「夏の義民祭」が18日、兵庫県三木市本町2の本要寺で営まれた。来賓ら約20人が参列し、遺徳をしのんだ。(大橋凜太郎)

 三木には古くから土地に関する税を免除される特権があったが、江戸幕府によって取り消されそうになったことがあった。特権を守るために立ち上がったのが、平田町大庄屋の岡村源兵衛と平山町年寄の大西与三右衛門だったという。

 2人は死罪を覚悟して直訴。三日三晩の座り込みが役人の心を動かし、死も免れたという。武勇伝は紙芝居といった媒体でも今に伝えられているほか、市国際交流協会は今年、英訳付きの絵本を発行した。

 義民祭は夏と冬に、地元区長らでつくる「三木義民顕彰会」が開いている。例年は市民ら約100人が参列するが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、今回参列したのは来賓約10人と寺の関係者のみ。恒例の歴史講話は中止した。

 法要は義民の碑の前と本堂で行われ、同会長を務める仲田一彦市長は「身をていしてふるさとを守った2人の行動に敬意を表する」とあいさつ。参加者一人一人が焼香をあげた。

 実行委員長の井岡誠さん(70)は「死を覚悟して直訴するというのは、私たちの感覚では考えられない。現代で同じことができる人はいないと思う」と話していた。法要後には、境内の宝蔵に保管されている史料の虫干しもあった。

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