三木

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光の温かみを作品に込めた雲丹亀利彦さん=堀光美術館
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光の温かみを作品に込めた雲丹亀利彦さん=堀光美術館

 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、4~9月の企画展を来年に延期した堀光美術館(兵庫県三木市上の丸町)。それでも、今年の開催に向けて準備を進めてきた作家の熱意に報いようと一部作品を先行公開しています。今回は、京都精華大造形学科教授の雲丹亀(うにがめ)利彦さん(54)=姫路市=の日本画を紹介します。(大橋凜太郎)

 雲丹亀さんが画家を志したのは、大学受験を控えた高校生の頃。「意志が弱く、周囲に流される方だった」というが「自分の意志を持って取り組める道に進もう」と一念発起。美術部には所属していなかったが、画家の恩師に憧れて芸大に進学した。

 卒業後は中学、高校の講師をしながら作家活動に励んだ。落選が続いて悩む時もあったが、大学時代の恩師に背中を押された。徐々に発表の場や仕事の幅が広がり、30代から大学で教鞭(きょうべん)をとるようになった。以来、「揺るぎない気持ちでコツコツやっている人が報われる環境を作ってあげたい」との思いで後進を育成している。

 今回の作品紹介展には、5点を出品した。赤い実を付ける「山帰来(さんきらい)」や街路樹などを描き、背景の建物や自転車は、見る人の想像力をかき立てるために単純化。金箔(きんぱく)や暖色を使うのは光のぬくもりを伝えるためで、幼い頃に山中で土にまみれて遊んだ経験を作品に投影している。雲丹亀さんは「見る人それぞれの視点で楽しんで」と呼び掛ける。

 紹介展は9月22日まで。午前10時~午後5時。月曜休館だが、祝日の場合は開館し、翌日休み。入場無料。堀光美術館TEL0794・82・9945

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