三木

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小型無人機ドローンで撮影した現地の被災状況=熊本県球磨村(田中綾子さん提供)
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小型無人機ドローンで撮影した現地の被災状況=熊本県球磨村(田中綾子さん提供)
被災地の様子を振り返る関西国際大講師の田中綾子さん=関西国際大
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被災地の様子を振り返る関西国際大講師の田中綾子さん=関西国際大

 関西国際大経営学科(兵庫県三木市志染町青山1)の講師田中綾子さん(45)が7月下旬、研究者らでつくる「防災教育学会」のメンバーとして、7月豪雨で被害を受けた熊本県を視察した。小型無人機ドローンを飛ばし、球磨川沿いの被害状況を調査。「川やため池が多い三木市でも起こりうる」と自助の大切さを訴える。(大橋凜太郎)

 同学会は、防災教育の現場で得た知見を共有し、実践しようと4月に発足。7月には授業や研究に使う一次資料を集めようと熊本に入り、現地の住民との接触を避けて調査した。避難所はのぞかず、通行止めで立ち入れない区域の状況は空撮で確認した。

 田中さんは「まちは水流によって破壊的な被害を受けていた」と振り返る。鉄橋は折れ、生活道路も失われた。7月豪雨では、梅雨前線が停滞し、雨雲が連なる「線状降水帯」が多発。総雨量が増え、想定を超える被害が出たとみられる。調査時点で災害発生から3週間ほどたっていたが、橋や道路が失われたことで復旧に大幅な遅れが生じているという。

 線状降水帯を原因とする災害が各地で多発し、避難について「一般論で『こうしましょう』と言うことが難しくなった」と田中さん。個々の家族構成や居住地の地形、海抜も異なるため、土砂災害や洪水の危険区域を記した「ハザードマップ」を確認し、リスクを把握することを勧めている。

 その上で「避難生活を支える備蓄は、水害に限らず共通する」と指摘。赤(保温)▽橙(食料)▽黄(灯(あか)り)▽水色(水)▽青(衛生用品)▽紫(情報)▽緑(各自が必要なもの)-の7色で覚えることを提案する。田中さんは「行政が個別に避難行動を指導するのは難しい。自分を守る行動を日頃から考えて」と話している。

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