三木

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三木産山田錦の米粉を使ったスイーツ=山田錦の館
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三木産山田錦の米粉を使ったスイーツ=山田錦の館

 山田錦の館(兵庫県三木市吉川町吉安)を拠点とする企業組合「彩雲(さいうん)」と、社高校(同県加東市木梨)生活科学科の生徒が、三木産の酒米山田錦の米粉を使ったスイーツを試作した。新型コロナウイルス感染症で日本酒の消費が落ち込む中、加工食品に山田錦の活路を見いだそうと、三木市が米粉を提供。27日に同館であった意見交換会では、彩雲の社員が生徒らの菓子を試食した。(大橋凜太郎)

 県の「北播磨農産加工グループ魅力発信講座」の一環。農産加工グループが高校生に地産地消の魅力を伝える取り組みで、同組合に同校の卒業生が在籍することから交流が実現した。

 原料となった米粉は三木市農業振興課が製造した。気流を起こして原料を衝突させる粉砕機を使うことで、デンプンの損傷を抑えながらも、細かい粒子に仕上げることができたという。

 事業は、8月上旬に生徒らが同組合を訪ね、巻きずしの作り方や地産地消の取り組みを学んだ。生徒らは夏休み中に自宅で試作を重ねてレシピを考案。意見交換会には17人が1品ずつ完成品を持参した。

 会場にはスコーンやマフィンなどが並び、生徒が工夫した点を発表。ある生徒はマフィンにレモンを追加することで、「暑い夏でも食べやすいように爽やかさを出した」と説明した。同組合も緑茶のガトーショコラを振る舞い、生徒らは舌鼓を打った。

 ブラウニーを提出した同校1年の吉川真世(まよ)さん(16)は「講座を通して『地産地消の食品が素朴な味』という固定観念がひっくり返った」と驚き、「今回は米粉の良さを生かし切れなかったので、また挑戦してみたい」と声を弾ませた。

 同組合の藤村彩さん(24)は同校OGとして講評し「商品化してもいい、と思う作品ばかり。参考になった」と後輩をたたえた。

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