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時計2020/9/17 05:30神戸新聞NEXT

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紅紫色の花を咲かせるクズ=三木山森林公園
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紅紫色の花を咲かせるクズ=三木山森林公園

 昭和30年代の里山環境を復元しようと職員らが立ち上がった三木山森林公園(兵庫県三木市)。外来種を駆除し、芝生広場をかつての草原に戻す取り組みなどが奏功し、カヤネズミやニホンアカガエルといった多様な生物が定着した。四季折々の原風景にいぶく命をファインダー越しに紹介する。

■紅紫色の花、鮮やかに

 太く大きい根にはデンプンが多く含まれ、根を砕いて作るくず粉は食用や薬用に使われる。三木山森林公園(三木市福井)では、奥池の周辺で紅紫色の花を咲かせている。

 言わずと知れた秋の七草の一つ。夏に花を咲かせ、開花が終わると枝豆のような実を付けて次世代に命をつなぐ。

 つる植物のため手入れを怠れば、たちまち周囲の草木に絡んでやぶを作ってしまう。その勢いは巨木を覆い尽くすほどだが、樹木医の梅木伸一郎さん(67)は「森林公園のクズは奥ゆかしい」と話す。

 なるほど、奥池周辺を見渡すと、鮮やかな花がちらほら。決して侵略的ではない。ただ、美しい花を咲かせる一方で、周囲の樹木に絡みつく姿に生への執念を見た気がした。(大橋凜太郎)

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