三木

  • 印刷
デザイン候補として示された三つの外観案=三木市役所
拡大
デザイン候補として示された三つの外観案=三木市役所
決定した駅舎デザインを発表する仲田一彦市長(右)と神戸電鉄の寺田信彦社長=神戸市中央区、県民会館
拡大
決定した駅舎デザインを発表する仲田一彦市長(右)と神戸電鉄の寺田信彦社長=神戸市中央区、県民会館

 兵庫県三木市が9月30日に発表した神戸電鉄三木駅の新駅舎外観には、ストライプの壁面と曲線を描く大屋根が特徴の「モダン風(斬新・現代風)」が選ばれた。投票で同案を選んだ約半数は10代以下で、若い世代の感性が新駅舎のデザインに反映された。焼失から2年半が過ぎ、神鉄粟生線を取り巻く環境はますます厳しい。市の玄関口再生への大きな一歩に、関係者も「将来を担う世代の期待が込められ、責任は重大」と意気込んだ。

 この日、神戸市中央区の県民会館で開かれた「神戸電鉄粟生線三木駅再生検討協議会」。出席委員は市民らによる投票結果を満場一致で了承した。

 市が8月15日から1カ月間実施した「三木駅デザイン総選挙」では、用紙とインターネットで計5520票が投じられた。最多は2214票を獲得した「モダン風」で「城下町風」は1865票、「旧駅舎・レトロ風(明治~昭和初期風)」は1441票だった。

 投票者を世代別で見ると、城下町風が10歳未満、10代、50代を除く各世代で得票1位となったのに対し、モダン風は10代の1821票のうち、1122票を集めた。10歳未満でも全体の半数を占め、若者からの圧倒的な支持が最多票数に結びついたことが分かる。

 三木市は「三木駅周辺の小中学校、高校に投票を依頼したことが大きな要因」と説明。小中高6校の1615票のうち、1040票がモダン風に入った。下馬評では、他の2案の人気も高かっただけに、協議会メンバーは驚きを隠せない。仲田一彦市長は「市の将来を担う子どもたちにこれだけ支持された。立派な駅舎にしなければ」と気を引き締める。

 “まちの顔”となる駅の再建には、多くの支援が寄せられ、8月末時点で約1億2300万円が集まった。インターネット投票でも「すてきな駅舎で未来に向けて走り続けて」などの応援メッセージが届いた。

 新型コロナウイルス感染症の影響で粟生線は乗客数が大幅に減少。神鉄の担当者が経営危機を訴えるほど、取り巻く環境は厳しい。同社の寺田信彦社長は「新駅舎を粟生線再生のシンボルに」と願う。

 市は来年5月に着工する予定。担当者は「同年末には完成させたい」と図案を見つめた。(篠原拓真)

三木の最新
もっと見る

天気(10月30日)

  • 18℃
  • 13℃
  • 10%

  • 15℃
  • 10℃
  • 60%

  • 18℃
  • 12℃
  • 10%

  • 17℃
  • 11℃
  • 30%

お知らせ