三木

  • 印刷
愛らしい動物たちの姿をあしらった靴下=田中刺繍
拡大
愛らしい動物たちの姿をあしらった靴下=田中刺繍
遊んでいた子猫に毛糸が絡まるストーリーを左右の異なる図柄で表現した=田中刺繍
拡大
遊んでいた子猫に毛糸が絡まるストーリーを左右の異なる図柄で表現した=田中刺繍

 田中刺繍(兵庫県三木市別所町下石野)が昨年発売した「おはなし靴下」が話題を呼んでいる。靴下の左右に異なる刺しゅうが施され、2こまの物語が楽しめる意欲作。著名なブランドの刺しゅうを手掛けてきた同社だが「当たり前のことをやっているだけでは生き残れない」と、初めてオリジナル製品を打ち出した。(大橋凜太郎)

 同社の起源は1966年に、田中聖之社長(44)の祖母あさゑさん(故人)が近くに住む主婦らと始めた刺しゅう業だった。主に靴下メーカーの下請けとして、高級ブランドのワンポイント刺しゅうを手掛けた。田中社長は「靴下に限れば、ほとんどの百貨店ブランドを扱った」と話す。

 手堅く事業を続けてきたが、「担っていたのは製造のほんの一部。自分たちの強みを生かせる製品を作りたい」と約1年の試行錯誤の末、生み出したのが「おはなし靴下」だった。

 伸縮性のある靴下でも、デザイン画通りに表現できる技術力が同社の強み。靴下にあしらったのは、犬が子猫を頭に乗せて文字通り「ネコをかぶる」様子や、びっくり箱に驚いて尻もちをつくハリネズミなど。写真から起こした刺しゅうは、表情の変化までも表している。

 毛糸を一緒に縫い付けて立体感を出す「コード刺繍」を靴下業界で初めて採用し、大阪のギフトショーで新製品部門の準大賞を受賞した。これらの技術を取り入れたおはなし靴下は早くも同社の看板に。田中社長は「自社にしかできないことを追求すると手間もコストもかかる。それでも、きめ細かく丁寧なものづくりにこだわりたい」と話す。

 リス、ネコなど5種類の5色展開で、1足1980円。雑貨店「ロフト」の一部店舗で販売している。田中刺繍TEL0794・82・2135

三木の最新
もっと見る

天気(10月30日)

  • 18℃
  • 13℃
  • 10%

  • 15℃
  • 10℃
  • 60%

  • 18℃
  • 12℃
  • 10%

  • 17℃
  • 11℃
  • 30%

お知らせ