兵庫県三木市は、スマートフォンやクレジットカードなどを使って市税を納付できる仕組みを整える。北播磨の各自治体では、既にスマホ決済による市税納付を始めており、市民からの要望もあった。新型コロナウイルス感染症の拡大防止を目的に、キャッシュレス環境を整備するといい、来年4月から導入する。
対象は市県民税、固定資産税、軽自動車税、国民健康保険税の4種類。スマホ決済では、PayB▽LINE Pay▽楽天銀行アプリ▽PayPay▽銀行Pay▽au Pay-での支払いが可能となり、それぞれのアプリから納付書のバーコードを読み取って手続きをする。
クレジットカードによる納付は、VISAやマスター・カード、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブが可能に。市が開設する市税納付サイトから手続きをする。また、同サイトを通じてインターネットバンキング「Pay-easy」で支払う方法も用意した。
スマホ決済以外は手数料負担がある。いずれも1回の支払い上限は30万円(au Payは25万円)だが、市の担当者は「30万円以上でも、納付書を複数枚同封するので納めることはできる」と説明。「支払い方法の多様化で、納税者の利便性向上につなげたい」と話している。(篠原拓真)
