秋季全国火災予防運動(15日まで)が始まった9日、兵庫県三木市内の小学生が描いた「火災予防啓発ポスター」が市役所みっきぃホールで展示された。最優秀の三木市長賞には、緑が丘小2年の岸本一朗君と、三木小6年の若尾凪紗さんの作品が輝き、他の入賞作品26点とともに会場に並んでいる。
啓発ポスターは市消防本部が毎年募集。今年は市内16の小学校から計99点の応募があった。
岸本君の作品では、火が上がる民家に消防士が放水する様子が描かれ、「気をつけよう」と訴えた。若尾さんは、今年の全国統一防火標語「その火事を防ぐあなたに金メダル」を書き入れ、タバコの火から現れた竜に水で対抗する姿を表現した。コンセントやストーブからの出火を描き、「身の周りに潜む火事のもと」と注意を呼び掛ける作品もあった。展示は15日まで。
また同日、同市志染町戸田のショーワグローブ三木物流センターでは、消防総合訓練も行われた。(篠原拓真)
