大宮八幡宮(はちまんぐう)の秋祭りで担ぐ屋台を掲載した2021年卓上カレンダーの販売が、三木市観光協会(兵庫県三木市本町2)などで始まった。氏子8地区の屋台写真を新旧で並べ、運行を休止している城山町地区の屋台も掲載している。
カレンダーは、渡辺写真店(同)が15年ほど前から毎年作成。例年は大宮八幡宮や岩壺神社の秋祭りの様子を扱い、金物まつりに合わせて販売していたが、今年は新型コロナウイルス感染症でともに中止に。代わりに「屋台今昔かれんだー」を企画した。
地区ごとにカレンダーの1カ月を飾り、昭和と近年の写真を並べた。1950~60年代の白黒写真もあり、「中には、衝撃のせいか、布団締めがゆがんだ様子を捉えた写真もある」と観光協会の担当者。残りの3カ月は全9台を3台ずつに分けて掲載した。
同写真店の渡辺和彦さん(59)は、岩壺神社の屋台分も作成中といい、「昔の写真と見比べて、屋台の思い出を振り返ってもらいたい」と話している。
1部千円。観光協会と渡辺写真店で購入できる。同協会TEL0794・83・8400
(篠原拓真)
