コロナ禍のえびすまつり 福娘、マスク姿で神矢準備

2021/01/04 19:24

紅白の神矢に絵馬と短冊を取り付ける福娘たち=三木市大塚2

 9~11日に戎神社(兵庫県三木市大塚2)で行われる「えびすまつり」を前に、地元住民らが準備作業に追われている。4日には、福娘が神矢(破魔矢)を用意したほか、有志が神戸電鉄各駅にのぼり旗を立てた。 関連ニュース 十日えびす、何で大マグロに硬貨を張るの? 参拝客が始め、関西一円へ 十日えびす、寄り道したら福逃げる? 全国総本社に聞いた 6割見送り、2割古里へ コロナ禍の年末年始、帰省する?

 例年は多くの参拝客が境内を埋め尽くすが、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、福引や福餅まきなどをやむなく中止に。拝殿の鈴を取り外したり、社会的距離が目視できるテープを境内の石畳に貼ったりと、対策を講じて迎えることにした。
 4日は、住民有志が神鉄15駅などにのぼり旗計160本を設置し、大塚町公民館(同市大塚2)では、福娘が用意された約1200本の神矢に絵馬と短冊を取り付けた。大学3年の木多千晶さん(21)は、2回目となる福娘。「マスクで表情が分かりにくいと思うので、いつもより笑顔で対応したい」と話していた。
 宵えびすの9日は、午後7時から神事と浦安の舞。10日の本えびすでは、午前11時から神事と浦安の舞、午後3時から舞楽奉納がある。期間中は、三木小学校運動場が駐車場として無料開放される。各日午前9時~午後10時(11日は午後3時まで)。(大橋凜太郎)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ