伐採木を家庭でも イベント中止で販売へ 三木山森林公園

2021/02/07 05:30

まきとして販売中の伐採木=三木山森林公園

 三木山森林公園(兵庫県三木市福井)が、森林整備に伴う伐採木をまきとして販売している。新型コロナウイルス感染症の影響で、1月下旬の催し「公園の間伐材で燻製(くんせい)と薪(まき)を作ろう」が中止となったことから企画。使う予定だった素材を燃料として家庭で利用してもらうことで、自然エネルギーや環境問題への理解も深めてもらう狙いだ。 関連ニュース 明石の高齢者施設で職員感染 新型コロナ 掘り起こして豊かな海に 「海底耕耘」を動画で紹介 明石浦漁協 稲美の文化発信し40年 「印南野半どんの会」6月に機関誌第80号刊行

 同公園は森の若返りを目指し、区域を限定した伐採を進めている。今回、まきとして販売するのは、芝生広場沿いの区画に手を加えた際の伐採木。約1年間、乾燥させたコナラが中心で、スギなどの針葉樹と比べて燃焼時間、火力共に優れているという。
 同公園管理事務所主任の土肥恭三さん(60)は「かつての里山林が、燃料として活用されていたことを知ってもらいたい。毎年出るものではないが、これからも提供していきたい」と話していた。
 10本程度を1束とし、500円で販売。三木山森林公園TEL0794・83・6100
(大橋凜太郎)

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