兵庫県の三木工業協同組合青年部のキャラクター「金物戦隊かなもんジャー」がこのほど、全国規模で行われる寄付啓発キャンペーン「寄付月間2020マスコットアンバサダー賞」に選ばれた。
同キャンペーンは日本に寄付文化を根付かせようと、NPOや企業、大学、行政、国際機関らでつくる推進委員会が6年前から始めた。毎年12月の1カ月間、協力団体が寄付の役割や体験談を伝える啓発イベントを開いている。
かなもんジャーは、同組合青年部が2010年に考案したキャラクター。顔がのこぎりの形をした「大工レッド」、はさみの「園芸ブルー」、かなづちの「工具シルバー」で構成され、金物まつりや三木金物博覧会に出演し、会場を盛り上げてきた。
昨年6月から東京都や神奈川県を走る東急電鉄東横線の車内広告に、同キャンペーンの缶バッジを着けて登場。会員制交流サイト(SNS)でも発信し、新型コロナウイルス禍の中、積極的に寄付月間をPRしたことが評価され、同賞に輝いた。
同組合青年部会長の田中誠貴さん(43)は、「自分たちで考えて一から作り上げたキャラクターが認められてありがたい」と話している。(長沢伸一)
