不明の高齢女性を発見した警察犬に表彰状 骨ガム受け取りしっぽ振る
2021/04/30 05:30
行方不明となった高齢女性を発見し、表彰を受ける「ヴォルフィンク フォン マイン リーベ号」=三木署
行方不明になった高齢女性を発見したとして、兵庫県警の三木署は28日、県警鑑識課の警察犬「ヴォルフィンク フォン マイン リーベ号」に表彰状を贈った。
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同署によると、4月25日早朝から市内の70代女性が行方不明になった。ヴォルフィンク号は三木署から要請を受けて出動し、田園地帯や山道など約4キロを捜索し、河川敷にいた女性を発見した。女性にけがはなかった。
ジャーマンシェパードの雄で9歳。人間の年齢に換算すると、約70歳になるが、コンビを組む同課の広瀬雅巡査部長によると「体力いっぱいで何をするにも一生懸命」という。これまでにも警察犬として行方不明者の発見などで何度も表彰を受けている。
贈呈式でヴォルフィンク号は三木防犯協会から贈られた犬用の骨ガムを受け取り、しっぽを振って喜びを表現した。広瀬巡査部長は「頼りになる相方。高齢なので、引退まで健康で頑張ってほしい」と話した。(長沢伸一)