三木市長選の投票啓発ポスター 女子高生デザイン

2021/05/31 05:30

三木市長選のポスターとデザインした西山柚葉さん=三木東高校

 30日に告示された三木市長選への投票参加を呼び掛けるポスターは、三木東高校(兵庫県三木市別所町小林)美術部の西山柚葉さん(16)=2年=がデザインした。投票所をイメージし、「ポスターを見てたくさんの人に選挙に行ってもらいたい」と話す。ポスターは市選挙管理委員会が、三木東高校にデザインを依頼し、千部制作した。 関連ニュース 乱戦模様の兵庫知事選、候補者は結局何人? 10→16→24→16 ポスター枠数、二転三転 増設費が大きな無駄に 衆院選ポスター掲示板、設置始まる 15日の公示に向け急ピッチ 豊岡市内497カ所 丹波国際映画祭 グランプリに、手話を守る闘い描いた「ヒゲの校長」 谷監督、当事者起用し表現追求

 「授業で習ったけど、選挙についての実感はなかった」と西山さん。これまでの選挙ポスターを参考に、1週間構想を練り、イラストマーカーと色鉛筆で2週間をかけて仕上げた。「選挙には堅い、かしこまっているイメージがあるので、さわやかさを心掛けた」と、背景は明るいだいだい色を選択。バックに溶け込まないよう文字は青色にした。
 イラストでイメージしたのは幅広い年代が訪れる投票所。投票を終えて帰る若者や用紙を入れているおばあちゃん、自分の番を待つ制服姿の高校生、子どもを抱えた母親など、人の流れを意識しながら丁寧に描き出した。西山さん自身は16歳のため、まだ選挙権はないが、「若い人を多く描いたので、少しでも選挙に関心を持ってもらいたい」と呼び掛けている。
 ポスターは市内の自治会掲示板や大型商業施設などで掲示されている。(長沢伸一)

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