三木の境さん 丹精のテッポウユリ寄贈 老人福祉施設などに

2021/07/23 05:30

2メートルの高さにまで育ったテッポウユリ=三木市加佐

 兵庫県三木市の金属加工業、境伸顕(しんけん)さん(76)が自宅で育てたテッポウユリを、市内の老人福祉施設や公民館などに寄贈している。約2メートルの高さまで育った真っ白なユリで「花を見ると落ち着く。高齢者に和んでもらいたい」と笑顔を見せる。 関連ニュース 障害者雇用のロールモデルに 加古川の万亀会に「もにす認定」 特養老人ホームでは県内初 犬が看取り、猫がおくる…ペットと暮らせる老人ホームでの「奇跡の日常」 人と動物が“共に老いる”感動の記録が書籍化 「世界津波の日」を前に一斉避難訓練 県内18市町、最多11万6千人参加 特養入所者らが手順確認

 境さんは5年ほど前に友人からテッポウユリの球根20個をもらい、自宅の庭で育て始めた。虫よけの消毒を1シーズンに4回行い、毎日朝と夜には欠かさず水をやり、昨年は90本が花を付けた。
 今年は、5月初めごろに発芽。7月15日ごろから咲き始め、天に向かって真っすぐ伸びた白い花約120本がすぐに満開を迎えた。
 19日に近くの「特別養護老人ホームみずき」にテッポウユリの花を贈呈した。境さんは「来年は畝をもう一つ増やして、さらに多くの人に楽しんでもらえるようにしたい」と話した。(長沢伸一)

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