パラ五輪フランス陸上代表、迫力の練習 市民80人見学 ホストタウンの三木市
2021/08/22 05:30
市民ら約80人が参加した練習見学会=県立三木総合防災公園陸上競技場
東京パラリンピックに出場するフランス陸上競技チームの練習見学会が21日、兵庫県三木市志染町三津田の県立三木総合防災公園陸上競技場で開かれた。市民ら約80人が参加し、スタンドから選手へエールを送った。
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三木市はフランス陸上競技チームのホストタウンとして登録されており、交流の機会をつくりたいと市が練習見学会を企画した。新型コロナウイルス感染症対策のため、市民らは距離を空けた席に座った。
この日は同チームの22人が練習。トラック競技や、やり投げなどに取り組み、本番に向けて調整していた。選手の迫力あふれるプレーを見て市民らは拍手でエールを送った。
市民と選手の交流会も実施。仲田一彦市長は「選手の皆さんが万全のコンディションで大会に臨み、一つでも多くのメダルを持って帰られることを願っている」とあいさつ。走り幅跳びに出場するアルノー・アスーマニ選手は「三木に来て良かった」と日本語で話し、スタンドを沸かせた。
市民からの質問の時間もあった。ホテルでの好きな食事についての質問に、選手たちは「ギョーザ」「巻きずし」などと笑顔で回答していた。
手作りしたフランス国旗の旗で応援した女児(6)は、「車いすが不思議なかたちをしていた。フランスの選手に頑張ってほしいな」と笑顔を見せた。(長沢伸一)