三木のNPOが東京パラ・ネパール代表選手へ横断幕 50人が寄せ書き
2021/08/28 05:30
思いのこもったメッセージがあふれる横断幕=小野市うるおい交流館エクラ(ラリグラス提供)
東京パラリンピックテコンドー女子58キロ級にネパール代表として出場するパレシャ・ガバルダン選手(18)にエールを送ろうと、NPO法人ラリグラス(兵庫県三木市)が応援メッセージを募集した。北播磨地域などの約50人がコメントを寄せた横断幕はパラリンピックの試合会場に掲示される。
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同法人がネパール支援に長年携わる縁で、三木市はネパールパラテコンドー代表のホストタウンに登録されている。東京パラにはネパールからガバルダン選手のみが出場。三木市で事前合宿を予定したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、ガバルダン選手は選手村に入り、本番に向けて練習を重ねている。
異国の地で奮闘する選手を応援しようと横断幕の製作を企画。三木南交流センターで開催予定だったが、緊急事態宣言の影響で会場を使えず、小野市うるおい交流館エクラに場所を移して25日に開いた。
会場に用意された横断幕(縦1・2メートル、横1・8メートル)の中心にはガバルダン選手らを描いた油絵のプリント。その周辺に参加者が「笑顔がとてもすてきです。力を出し切ってきてください」「めざせ金メダル!!」などと書き込み、エールを送った。
横断幕は29日まで三木市役所3階の応援コーナーで展示され、同法人の水場あけみ理事長(49)が東京へ持参する予定。水場さんは「たくさんの人から温かい言葉をもらった。市民らが見守ってくれているという気持ちを直接伝えたい」と話している。
ガバルダン選手が出場する女子58キロ級は、9月3日に競技が行われる。(長沢伸一)
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