衆院選・兵庫4区の3候補 神戸市西区を中心に最後の訴え 31日投開票
2021/10/31 05:30
神戸新聞NEXT
衆院選が31日、投開票される。3候補が争う兵庫4区(神戸市西区、西脇市、三木市、小野市、加西市、加東市、多可町)では、選挙戦最終日の30日、各陣営は、選挙区内で人口密度が高い神戸市西区を中心に選挙カーを走らせた。駅前などの各所の街頭ではマイクを握り、投票の呼び掛けと最後の訴えに声をからした。
関連ニュース
兵庫県政混乱の収束は不透明 百条委揺れた9カ月
<兵庫県知事選 あの熱狂の中で 第1部>さいとうさんと「私」(4)投影
<兵庫県知事選 あの熱狂の中で 第1部>さいとうさんと「私」(3)熱情
立憲民主党新人の今泉真緒氏(42)は朝、神戸市西区の農産物直売所に立った後、同区の住宅地や三木市を回り、西区の市営地下鉄学園都市駅などで演説。「教育や介護、保育など暮らしを支える人たちの待遇を改善する。未来に希望をもたらすものこそ、政治が支えなければいけない」と呼び掛けた。三輪バイクにもまたがり、地下鉄西神南駅周辺を走行、ワイヤレスマイクを使い支持を訴えた。
日本維新の会新人の赤木正幸氏(46)は、神戸市西区の市営地下鉄西神中央駅周辺で街頭演説を繰り返し、道行く市民らに、改めて経営者としての実績や、維新の政策をアピールした。一時、合流した同党参院議員の室井邦彦氏(74)や片山大介氏(55)から応援演説も受けた。赤木氏は「地方から国政を変えられるのは、しがらみのない維新と赤木だ」などと強く訴え、支持を訴えた。
自民党前職の藤井比早之氏(50)は無党派層の多い神戸市西区を重点的に回り、支持拡大を図った。早朝は農産物直売所に立ち、その後、選挙カーで住宅地などを回った。夕方は市営地下鉄西神中央駅前や西神南駅前で、乗降客や歩行者らに支持を呼び掛け、移動中には「子育てのために、新型コロナウイルスを克服するために(選挙区は)『藤井比早之』と書いてください」と訴えた。(中西大二、杉山雅崇、篠原拓真)