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稲わらを巻き込みながら土を耕すトラクター=三木市吉川町実楽
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稲わらを巻き込みながら土を耕すトラクター=三木市吉川町実楽

 寒空の下、トラクターが土を掘り起こしながら進んでいく。11月下旬に入り、兵庫県三木市吉川町実楽の実楽営農組合で田んぼを耕す「耕運」が始まった。来年の米作りに備えて額に汗する農家ら。排水を促すために田んぼの周囲に設ける溝も整備し直し、来年に向けて気を引き締める。(篠原拓真)

 「今年の(山田錦の)収穫は8割が(最上級の)特上。例年よりも質も量も良かった」。稲わらがまかれた田んぼの前で、西田昇一組合長(71)は今年の山田錦の出来具合を説明する。

 収穫を無事に終えた同組合では、今月20日から耕運作業を始めた。稲わらと土をかき混ぜ、土に空気を含ませる。1年ごとにもみ殻と牛ふんを混ぜた堆肥や土壌改良剤をまくこともあり、まさに「来年のための第一歩」(西田組合長)で、次に向けて、おろそかにはできない作業だ。

 耕運は収穫後と2月、田植え前の計3回が基本で、「多い人は4、5回する人もおる」と西田組合長。トラクターの普及前は人力で耕運機を動かしていたといい、「昔の兼業農家は、仕事前の早朝か夜に『寒い、寒い』と言いながら作業してたわ」と懐かしむ。

 耕運と同時に田んぼの排水がしやすいように掘られた周囲の溝も点検する。水の出し入れをする中で土で埋まるため、毎年確認をし、作業が少ない時期に掘っておくことが大切という。

 次の米作りは来春から本格的に始まり、それまでは少し休みに入る。「今年みたいな米を作れるよう、また1年頑張ろうか」。西田組合長はそう言いながら、耕し終えた田んぼを見渡した。

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