衆院選・兵庫4区 出口調査分析 無党派半数、藤井氏に 赤木氏支持は2割

2021/11/02 05:30

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 10月31日投開票の衆院選で、神戸新聞社は投票を終えた有権者に出口調査を実施した。兵庫4区(神戸市西区、西脇市、三木市、小野市、加西市、加東市、多可町)では、自公支持層の8割が自民の藤井比早之氏(50)に投票。無党派層も約半数から支持を集めた。(3面参照) 関連ニュース 丹波市長選、出口調査で浮かんだ現職の強みとは 1~3位わずか1ポイント差の激戦制す 10~50代の投票先、斎藤氏が最多 70代以上は稲村氏<兵庫県知事選 出口調査> 投票で重視したこと「政策や公約」が最多 「文書問題」は4番目<兵庫県知事選 出口調査>

 調査は31日、選挙区内の10投票所で実施。605人から回答を得た。各政党の支持率は、自民27・9%▽立民8・3%▽公明5・0%▽共産4・3%▽維新21・8%▽国民0・5%▽れいわ0・5%▽社民0%▽NHK党0・5%▽特になし21・7%-だった。
 藤井氏には自公支持層の79・9%、無党派層の45・8%が投票した。世代も幅広く、特に50代以上から高い支持を集め、70代以上で52・3%、50代で48・3%だった。
 比例復活当選を果たした維新の赤木正幸氏(46)は、無党派層からの得票が22・9%にとどまった一方、維新支持層の78・0%を獲得。立民の今泉真緒氏(42)は立民、共産、社民支持層の72・4%、共産単独でも50・0%を集めており、「野党共闘」が投票傾向に表れたが及ばなかった。
 投票で重視した争点の中で、「新型コロナ対策」を重視した人の54・7%が藤井氏に投票。また、「財政再建」を選んだ有権者は赤木氏に、「貧困問題」を重視する有権者は今泉氏に投票する傾向がみられた。(杉山雅崇)

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