兵庫・三木のスイーツをPRする「みきdeふるさとスイーツラリー」の投票結果が発表され、グランプリに善(兵庫県三木市別所町花尻1)の「とろとろNYチーズケーキ」が輝いた。準グランプリはピストリーナマツヤマ(同市芝町)の「アマンドクロワッサン」、3位は葵庵(同市大村)の「本わらびもち食べ比べ」が受賞。表彰式が13日にあり、3店の代表者が喜びを語った。(篠原拓真)
同ラリーは三木商工会議所などが企画し今年9月~10月に実施された。パンフレットから食べたい商品を選ぶ「選んで!投票」、実際にお店を訪れる「食べて!投票」が用意され、投票総数は2887件に上った。
777票を集めて1位に輝いたとろとろNYチーズケーキは、レモンの酸味が特徴的で、焼き上げ後に半熟状態で1日かけて冷やし固めていく。店はコロナ禍を機に昨年9月に移転し、ケーキなどの提供を開始。店主の小西美樹さん(29)は「これだけの票をいただけるとは。うれしいです」と笑みを浮かべた。
2位のアマンドクロワッサンは、店の看板に描かれる人気商品で、サクサクの生地が魅力。周囲の評価を聞いてみたいと出品した松山敏郎社長(53)は「良い刺激。他店の良いところを取り入れ、よりおいしいものを目指したい」と力を込めた。本わらび食べ比べは粘りと口当たりの良さを求めた逸品。昨年9月開店の新興店だが、店主の石川まどかさん(44)は「期間中は『前から気になっていた』と訪れる人も多かった。季節ごとの商品を展開できれば」と抱負を語った。
対象店舗を訪れた人の46%は市外からで新規顧客開拓にもつながり、三木商議所の喜多司専務理事(62)は「一定の効果があったと思う。今後も継続し、さらに良いものにしていきたい」と話した。
