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試作品を手にする山川水産加工業協同組合の坂井弘明組合長(右)と常三郎の魚住徹社長=鹿児島県指宿市(三木市提供)
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試作品を手にする山川水産加工業協同組合の坂井弘明組合長(右)と常三郎の魚住徹社長=鹿児島県指宿市(三木市提供)
最高級かつお節専用の削り器=三木市役所
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最高級かつお節専用の削り器=三木市役所

 鹿児島県指宿市で生産される最高級のかつお節「本枯本節(ほんがれほんぶし)」を削るため、兵庫県三木市の金物業者が開発を進めていた専用削り器の試作品が完成した。かんな製造業「常三郎」(三木市福井)の魚住徹社長(62)が指宿市に試作品を持参し、現地の山川水産加工業協同組合に披露した。さらなる改良を重ねて今年中に販売を始める予定。(長沢伸一)

 指宿市は全国のかつお節生産量の約3割を占め、本枯本節の生産量は日本一を誇る。同組合が九州経済産業局に新たな削り器の製作を相談したことをきっかけに常三郎との連携が進んだ。昨年11月には同組合理事らが三木市を訪れ、三木金物の切れ味を体感。その場で魚住社長に削り器の製造を依頼した。

 魚住社長は毎日かつお節を削り続け、鋼の種類や刃の角度に苦心した。「世界一硬い食品」とされるかつお節を削るため、開発は刃こぼれとの闘い。きれいな花がつおを削り出すため、刃の角度を幾度も調整した。

 魚住社長は24日に指宿市を訪問し、坂井弘明組合長(52)らに持参した鋼とサイズの違う試作品5種類を手渡した。かつお節を滑らせると、きり箱の中に美しい花がつおが出現。同組合側からは「刃の出し方で薄くも厚くもできる。花がつおにもつやがある」と喜びの声が上がった。刃こぼれもほとんど起こらなかった。

 魚住社長は「なるべく本職のかんなに近く、使いやすい構造にした。意見をもらいながら製品化に進めて行きたい」と手応えを示し、坂井組合長は「指宿、三木が一緒になったコラボ商品として両市の発展に寄与できれば」と期待を込めた。

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