三木北高に「南三陸の味」 タコ、わさびのカップ焼きそば 地元高校生ら考案
2022/03/11 05:30
志津川高校が考案したカップ焼きそばを食べる三木北高校の野球部員たち=三木市志染町青山6
東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の志津川高校の生徒が食品会社と共同で、人気カップ焼きそば「ペヤング」の「たこめし風」と「わさび醤油味」を新たに考案した。被災地支援に取り組む自営業森田和彦さん(57)=兵庫県三木市=が約150食を購入し、志津川高と交流を続けている三木北高(同市)に届けた。
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ペヤングはまるか食品(群馬県)の人気商品。志津川高の生徒が南三陸特産のタコをヒントにした「たこめし風」とワサビの風味を引き立てた「わさび醤油味」の2種類を考案し、2月に発売された。
三木北高と志津川高は東日本大震災後、交流を深めている。特に野球部は毎年、宮城県と兵庫県を交互に行き交い、練習試合を重ねてきた。新型コロナウイルスの影響で行き来が難しくなる中、森田さんが被災地発のカップ焼きそばを取り寄せ、両校を結びつけた。
野球部員や生徒会役員らは南三陸の味に舌鼓を打ち、野球部主将の男子生徒(17)は「ワサビがピリッとしてのりがいい風味を出している。コロナで交流試合ができていないので、今年こそ行きたい」と笑顔だった。(長沢伸一)