「こんなに咲いたの初めて」サボテン1株からなんと16輪 30年もの丹精に応えた!?
2022/05/27 05:30
鮮やかなピンク色の花を付けたサボテン=三木市自由が丘本町1
兵庫県三木市の吉田平三さん(83)宅で26日、1株のサボテンから16輪の花が咲いた。毎年花を付けるが、通常は1株から多くて5、6輪といい、吉田さんは「こんなに咲いたのは初めて」と開花を喜んだ。
吉田さん宅のサボテンは妻圭代(ますよ)さんの母が育てていたものを、約30年前に譲り受けたという。品種は不明だが、腐らないように高さを調節して2、3年に1度、別の鉢に植え直したり、水やりの回数を工夫したりして丹精してきた。
今月上旬にサボテンに多数の黒いつぼみが付いているのを見つけ、夫婦で開花を心待ちにしていた。つぼみは次第に大きくなり、先端もピンク色に。26日の朝に1株から鮮やかに色づいた16輪が咲いているのを見つけたという。
吉田さんによると、サボテンは開花翌日にはしおれてしまうという。吉田さんと圭代さんは「1日だけだけどこんなに咲いてくれて、お母さんも喜んでくれているのではないか」と目を細めた。(長沢伸一)