ゴルフ、金物、乗馬など活用 市職員が活性化案競う公開プレゼン 三木市
2022/08/09 05:30
三木市職員が業務改善や地域活性化策を市幹部に提案する公開プレゼンテーションが、三木市役所(兵庫県三木市上の丸)であった。ゴルフや金物、乗馬などの地域資源を活用する案を提示。ユニークなアイデアが出され、市職員による審査会で採用の可否が後日発表される。(長沢伸一)
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【写真】三木ホースランドパーク
市職員の考える力の向上を目指し、2018年から「職員提案プレゼンテーション」を行っている。今回は14組19件の応募があり、5件がプレゼン審査、14件が書類審査となった。
公開プレゼンは1、2日に実施。財政課の稲岡拓之さんとゴルフのまち推進課の中尾夢芽さんは、市役所南玄関の東側の池周辺で、ゴルフ場をイメージしたモニュメント制作やスナッグゴルフ体験コースの整備を提案した。
池はポンプの故障で長年本来の用途で使用されていない。修理にも多額の費用が必要といい「さまざまな人が通る場所であり、ゴルフに触れる場をつくることで『ゴルフのまち』のPRができる」と力説。池を再整備して一面に人工芝を敷き、ゴルフ場の風景写真を設置。一部はプラスチックのクラブを使うスナッグゴルフ体験コースとするイメージ図を披露した。
介護保険課の井手彩菜さんは、三木ホースランドパークを生かした講座を構想した。馬と触れ合って気持ちを癒やすホースセラピーの効果を紹介。他市の事例を踏まえながら、全3回の講座を提案した。地域経済分析システムを活用した上で「観光面でも同じ国道175号沿いにある『道の駅みき』と『ホースランドパーク』を連携することで人の呼び込みが期待できる」と具体的に語った。