電子マネー購入の女性、レジの詐欺防止ステッカー見て「これ出た」 コンビニ店員が対応、被害防ぐ

2022/10/12 05:30

詐欺被害を防ぎ感謝状を受け取るセブン-イレブン三木大塚2丁目店の小林凜太朗さん=三木署

 パソコン修理を装った架空請求詐欺被害を防いだとして、兵庫県警三木署はセブン-イレブン三木大塚2丁目店の店員、小林凜太朗さん(25)に署長感謝状を贈った。 関連ニュース 「詐欺?」「大丈夫!」押し問答に終止符打った「警告」とは? コンビニが受け取ったグッズに記載 【写真】パソコンに表示される警告画面 「PCのウイルス除去費、電子マネーで」「ありえない、それは詐欺です」啓発チラシで説得、被害防ぐ

 同署によると、7月2日午後、30代の女性が計2万5千円分の電子マネーカードを購入。応対した店員が理由を尋ねると、「母親からパソコンのウイルス除去に必要と頼まれた」と答え、レジに張られた詐欺防止ステッカーを見て「(パソコン画面に)これが出た」と話したという。隣のレジにいた小林さんが事情を聴き「絶対に詐欺なんで警察に行ってください」と声をかけ、被害を防いだ。
 7日、三木署での贈呈式で、小林さんは「店全体で連携できた。被害防止に貢献できたので光栄」と語った。
 同署は同日、電子マネーに関わる架空請求詐欺被害を防いだとして、ローソン三木福井店にも署長感謝状を贈った。(長沢伸一)

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