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M's KOBE

海と山に囲まれた港都・神戸。明治期の開港をきっかけに、映画やジャズ、ファッションなど西洋文化をいち早く取り入れ、モダンでハイカラな街として発展してきました。

神戸新聞では2018年7月から市内9区をひと月ずつ訪ね歩く「マンスリー特集」をスタート。これまで紙面掲載された記事を集めました。神戸らしさを象徴する「海(Marine)」「山(Mountain)」「音楽(Music)」「神戸牛(Meat)」「出会い(Meet)」、そして「マンスリー(Monthly)」の頭文字「M」をあしらった、その名も「M's KOBE」。

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海のない神戸・北区に波の音? その正体は… 2019/08/27

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 山あいに響く波の音。神戸市北区に海はないはずだが…。音の方向をたどると、突然、山間部にぽっかりと池が現れた。その周辺には、真っ黒に日焼けした半裸の男性らが。

 波の音の正体は人工サーフィン施設「KOBE-REYES(コウベレイーズ)」=同市北区山田町原野。三宮から車で約20分(新神戸トンネル経由)。市街地からすぐに行けるサーフスポットとして2016年にオープンした。

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 縦120メートル、横60メートルの屋外プールに、波を発生させる装置があり、高さ1メートル前後の波をつくる。中央から左右に崩れるきれいな波が特徴だ。

 「一度にプールに入れる人数には制限がありますが、何回でも乗れるので初心者の練習にも格好の場所」と施設を運営する「レスポンスエンジニア」広報担当の小林建道さん(36)はPRする。

 通常、海で行うサーフィンでは、波の頂上付近に、多くのサーファーが集まるという。「当然、うまい人、体力のある人らがいい波を独占してしまう」。また、自然界では「同じ波は来ない」と言われ、小林さんは「マシンウエーブだと、ほぼ全て同じ大きさと形の波が起こせ、自分の技術が分かりやすい」と太鼓判を押す。(西竹唯太朗)