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M's KOBE

海と山に囲まれた港都・神戸。明治期の開港をきっかけに、映画やジャズ、ファッションなど西洋文化をいち早く取り入れ、モダンでハイカラな街として発展してきました。

神戸新聞では2018年7月から市内9区をひと月ずつ訪ね歩く「マンスリー特集」をスタート。これまで紙面掲載された記事を集めました。神戸らしさを象徴する「海(Marine)」「山(Mountain)」「音楽(Music)」「神戸牛(Meat)」「出会い(Meet)」、そして「マンスリー(Monthly)」の頭文字「M」をあしらった、その名も「M's KOBE」。

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いつから「馬」が「間」に? 神戸・北区の有間神社 2019/08/12

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 1300年以上の歴史があり、古くは旧有馬郡16町村の総氏神として親しまれた有間神社(神戸市北区有野町有野)。境内を歩くと「有馬社」と彫られた石標を見つけた。「有間」と「有馬」、どっちが正しいの?

 こういう疑問は、やはり宮司さんに聞くのがいいだろう。「神社は地名の『有間』から名付けられました」。同神社の畑中一紀宮司(29)が、そう答えてくれた。

 旧有馬郡は六甲山頂から三田市までの南北に長い地域。飛鳥時代、有馬温泉で生まれたため、名前が「有間」となったという皇族・有間皇子の逸話などはあるが、地名の由来は定かではない。畑中宮司は「山と山の間にある地域だから『有間』となったのではないでしょうか」と推察する。

 その後、地名は有馬へと変化した。それに合わせたのか、同神社でも石標のように有馬と記した時代もあったとされるが、「いつしか本来の『間』に戻していた」(畑中宮司)という。詳しい経緯をご存じの方がいれば、ぜひご一報を。(篠原拓真)