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M's KOBE

海と山に囲まれた港都・神戸。明治期の開港をきっかけに、映画やジャズ、ファッションなど西洋文化をいち早く取り入れ、モダンでハイカラな街として発展してきました。

神戸新聞では2018年7月から市内9区をひと月ずつ訪ね歩く「マンスリー特集」をスタート。これまで紙面掲載された記事を集めました。神戸らしさを象徴する「海(Marine)」「山(Mountain)」「音楽(Music)」「神戸牛(Meat)」「出会い(Meet)」、そして「マンスリー(Monthly)」の頭文字「M」をあしらった、その名も「M's KOBE」。

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真っ黒くろちゃん 新聞販売店の猫、町の人気者に 2018/11/08

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 でかく真っ黒な体。呼び掛けても「やれやれ」と言わんばかりのあくびをし、「にゃ~」と鳴き声を出す。

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 神戸市長田区北東部を担当する長田北専売所(同区房王寺町4)に、いつの間にか住み着いた黒猫の雄。配達員や地域住民からは「くろちゃん」の愛称で親しまれる。毎朝、朝刊を配る配達員たちと一緒に“出勤”し、定位置にどかっと座って仕事風景を見守ったり寝たりと、悠々自適だ。

 地域猫が多い同専売所周辺。主任の谷尾靖彦さん(56)によると「くろちゃん」が来るまでも何匹もの猫が住み着いた。先住の猫がいなくなるたびに新しい猫がやって来る。「くろちゃん」は数年前から来るようになったという。

 愛想は振りまかないが、物おじもしない「くろちゃん」。「くろちゃん」に会いたいがため、同専売所を訪れる読者や地域住民もいるが、気にも留めない。

 所長の立穴斉さん(40)は「長田マンスリー 下町余情」のキャラクター「ながたか君」の考案者でもある。「くろちゃん」と「ながたか君」にはぜひ、長田に福を招き入れてほしい。(村上晃宏)