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M's KOBE

海と山に囲まれた港都・神戸。明治期の開港をきっかけに、映画やジャズ、ファッションなど西洋文化をいち早く取り入れ、モダンでハイカラな街として発展してきました。

神戸新聞では2018年7月から市内9区をひと月ずつ訪ね歩く「マンスリー特集」をスタート。これまで紙面掲載された記事を集めました。神戸らしさを象徴する「海(Marine)」「山(Mountain)」「音楽(Music)」「神戸牛(Meat)」「出会い(Meet)」、そして「マンスリー(Monthly)」の頭文字「M」をあしらった、その名も「M's KOBE」。

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県内産野菜の朝市が人気 神戸新聞池田専売所 2018/11/24

記事

 今月中旬の朝7時前。神戸市長田区の中心部を担当する池田専売所(同区宮川町1)には、何十人もの列ができ、大いににぎわっていた。目当てはハクサイやコマツナ、レタス、トマト、タマネギなどの新鮮な野菜。神戸や三木、淡路、宍粟市産の野菜が安価で並ぶ朝市だ。

 南忠雄所長(49)が数年前から、年1回のペースで始めた。鮮度が高く安心な野菜を仕入れようと、農産物直売所「はっぱや神戸 野菜ごはん」(北区山田町小部)から直送してもらっている。

 この日は、ラジオ体操帰りの高齢者ら約100人が訪れ、豊富にあった野菜は約30分で完売。袋に野菜を詰め込んだ住民らは笑顔で帰宅する。遅れて来た人は残念そうな表情を浮かべ「また朝市をやってよね」と声を掛けていく。南所長にとって大切な読者らと交流できる時間でもある。

 初めて訪れた長田区長田町1の主婦(61)はホウレンソウやキュウリを購入。「新鮮で安くてありがたい。すぐに品切れになったので、もっとたくさん野菜を用意してほしい」と笑顔で話した。

 南所長は「何年も神戸新聞を愛読していただいている地域住民への恩返しになれば」と話した。(村上晃宏)