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M's KOBE

海と山に囲まれた港都・神戸。明治期の開港をきっかけに、映画やジャズ、ファッションなど西洋文化をいち早く取り入れ、モダンでハイカラな街として発展してきました。

神戸新聞では2018年7月から市内9区をひと月ずつ訪ね歩く「マンスリー特集」をスタート。これまで紙面掲載された記事を集めました。神戸らしさを象徴する「海(Marine)」「山(Mountain)」「音楽(Music)」「神戸牛(Meat)」「出会い(Meet)」、そして「マンスリー(Monthly)」の頭文字「M」をあしらった、その名も「M's KOBE」。

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龍谷大教授が「関羽」解説 鉄人三国志ギャラリー 2018/11/04

 「KOBE鉄人三国志ギャラリー」(神戸市長田区二葉町6)では、三国志にまつわる謎解きゲームやプラモデル教室のほか、中国文学を研究する龍谷大学の竹内真彦教授(47)が、三武将の一人、関羽について解説する講演会があり、多くのファンが訪れた。

 赤穂市から足を運んだ男性会社員(42)は「7年前から毎年来ているが、やはり講演会が楽しみ。専門家の話を聞くと、毎回新しい発見がある」と話した。

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■「マニアのためにもこの場所守る」三国志ギャラリー館長・岡本伸也さん

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 フィギュアにキーホルダー、Tシャツ…。店内に並ぶグッズは千種類を超える。「好きな武将は『劉備』。特別な才能はないが、多くの人を引きつける魅力がある」とほほ笑む。

 神戸市須磨区出身。三国志への関わりは約20年前で、当時務めていた広島県のWEB会社でグッズの通信販売を始めた。「日本にグッズが少なく、中国まで買い付けに行くことも多かった」と振り返る。その後、人脈を生かし、個人でグッズの販売を続けた。

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 阪神・淡路大震災から10年が経過した2005年、三国志でのまちおこしを模索していたNPO法人「KOBE鉄人プロジェクト」からギャラリー運営の依頼が飛び込んだ。「震災で傷ついた長田の力になりたかった」と、地元、神戸に戻る決心をした。

 開館は2009年。今年10月には47都道府県すべてからの来館者を達成。三国志の聖地、中国・成都の博物館館長も視察に訪れるなど知名度は国内にとどまらない。意外にも入館者の半分が女性という。「好きな武将について語りたくて仕方ない-という人が多い印象。そんなマニアな人のためにもこの場所を守っていきたい」(吉田みなみ、西竹唯太朗)