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M's KOBE

海と山に囲まれた港都・神戸。明治期の開港をきっかけに、映画やジャズ、ファッションなど西洋文化をいち早く取り入れ、モダンでハイカラな街として発展してきました。

神戸新聞では2018年7月から市内9区をひと月ずつ訪ね歩く「マンスリー特集」をスタート。これまで紙面掲載された記事を集めました。神戸らしさを象徴する「海(Marine)」「山(Mountain)」「音楽(Music)」「神戸牛(Meat)」「出会い(Meet)」、そして「マンスリー(Monthly)」の頭文字「M」をあしらった、その名も「M's KOBE」。

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シニアサポートで活躍、地域に愛される「看板娘」 板宿北専売所の琴町さん 2018/11/18

記事

 高齢者世帯の暮らしを支援する「シニアサポート てつだい隊」を続けて5年目の板宿北専売所(神戸市長田区庄山町3)には、地域に愛される「看板娘」がいる。

 小見山敬司所長(48)の長女、琴町(こまち)さん(9)=板宿小4年。同専売所でゆりかごに揺られながら育てられた琴町さん。幼稚園時代は近くの読者への夕刊配達も担った。

 小学生になって「てつだい隊」として活動し、室内の掃除や庭の手入れ、買い物などに精を出した。利用する高齢者らは「琴町ちゃんが来てくれるだけでうれしい」と大喜び。琴町さんに菓子をあげるため、同専売所を訪れる人もいる。

 同専売所の近くで洋服店を経営する女性(61)は、琴町さんが2歳の頃からおんぶしたり、寝かしつけたりと世話をしてきた。「素直で良い子。わが子みたい」と目を細める。

 長男の敬弘さん(19)や次男の正敬さん(17)も「てつだい隊」として活躍し、読者らと絆を深めてきた。「地域に育ててもらった。恩返しをしないと」と小見山所長。(村上晃宏)