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M's KOBE

海と山に囲まれた港都・神戸。明治期の開港をきっかけに、映画やジャズ、ファッションなど西洋文化をいち早く取り入れ、モダンでハイカラな街として発展してきました。

神戸新聞では2018年7月から市内9区をひと月ずつ訪ね歩く「マンスリー特集」をスタート。これまで紙面掲載された記事を集めました。神戸らしさを象徴する「海(Marine)」「山(Mountain)」「音楽(Music)」「神戸牛(Meat)」「出会い(Meet)」、そして「マンスリー(Monthly)」の頭文字「M」をあしらった、その名も「M's KOBE」。

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オリーブオイル手搾りで 神戸で専門園復活へ催し 2019/11/10

記事

手搾りのオリーブオイルをスポイトで採取する参加者=市立農業公園

 日本で初めてオリーブが植えられた神戸で生産活性化を図る団体「神戸オリーブ園復活プロジェクト」などが9日、神戸市西区押部谷町高和の市立農業公園で、初めての「神戸オリーブ祭り」を開いた。約70人が名産地の香川県・小豆島で採れたオリーブの実を使い、手搾りのオイルづくりなどに挑戦した。(村上晃宏)

 1879(明治12)年、神戸・北野に国営「神戸阿利襪(オリーブ)園」ができたが、政府の財政難で1908(同41)年ごろに閉鎖。現在は西区押部谷町の3農家などが作っている。

 4年前、生産農家らが同プロジェクトを結成。昨年3月、市立農業公園近くの斜面約80アールにオリーブ約200本を植えて栽培している。催しは消費者に親しみを持ってもらうのが目的。

 神戸オリーブ園の復活に取り組む中西テツ・神戸大名誉教授(75)らの指導を受け、参加者は手搾りに挑戦。果実をつぶし、数時間ろ過した後、分離したオイルのみをスポイトで採取した。このほか栽培地にも足を運び、雑草や枝切りに精を出した。自宅でオリーブを育てる女性(78)=同市垂水区=は「自宅でも手搾りしたい。採れたオイルはパンに付けて食べます」と話した。